
多くの病床管理システムは、電子カルテの情報を見やすく並べ直す「今の地図」です。BEDCOREは、その地図の上で「6 時間後」「明日」「7 日先」を計算し、担当者が今日やるべきことをカードにして届けます。
統計の推測ではなく、病棟が毎朝やっている足し引きと同じ式で計算するため、師長に根拠を説明できます。AI 機能は、その先読みを一歩進めるための搭載です。
病床マップがなく病院全体の稼働状況を把握できない。空床があっても、看護師の受持ち上限を超える病棟では受けられないことが当直の頭の中にしかない。
空床の見通しが立てにくい。入院計画が Excel 管理で職員間の共有が難しい。予定入院と救急と退院を足し引きした数字は、誰かが頭で計算しない限り出てこない。
DPC 期間を意識した退院計画ができていない。基準は満たしているのに退院指示が出ていない患者、転院先待ち・家族調整待ちの患者が、病棟ごとの紙の中に埋もれている。
重要指標をリアルタイムに確認できない。病棟別・診療科別の状況までは把握できない。加算の算定漏れや DPC コーディングの確定待ちは、月末の集計まで見えない。
| 業務シーン | 主な画面 | できること |
|---|---|---|
| 緊急入院 | 全院画面/当直画面/救急隊窓口 | 全病棟の在床・空床・稼働率と 6 時間後の受入可能病床を 1 画面で俯瞰。救急隊の依頼に当直が先読みつきで返答 |
| 予定入院 | 入床調整/明日の入院枠/稼働率の先行き | 空き→人員余力→看護必要度の順に入床候補を根拠つきで提案。7 日先の稼働率を曜日の癖から先読み |
| 転棟・退院 | 入退院支援/退院可能・阻害要因・在院日数超過 | DPC 期間Ⅱ残日数から候補を自動抽出し、退院指示→清掃→空床まで多職種で共有 |
| 手術室・材料 | 手術室/材料 | 手術の遅れを後続と病棟の帰室先に順送りで反映。明日の手術に足りない品目を今日決める |
| 経営管理・医事 | 経営ダッシュボード/医事画面 | 重要指標を前日比つきで確認しドリルダウン。算定漏れ・DPC・返戻見込みを提出前に確認 |
| 看護・医師の業務量(新) | 入床調整/当直画面/救急隊窓口 | 看護の重さの偏りが小さい病棟へ入院を振り分け。診療科ごとの医師の受け持ちを当直の判断材料に |



※ 画面はデモ環境の架空データです。実際の表示は病院ごとの設定により異なります。
空床が同じでも、重い患者を受け持っている病棟に入院が重なれば、看護師の負担は一部に偏ります。BEDCORE は、看護師と医師の負担を数字で見て、入院先と救急の受入判断を支えます。

看護必要度の点数から患者ごとの看護の時間を見積もり、病棟の看護師数で割った「看護の重さ」を出します。入院・手術・検査の付添も足し込み、入床の候補は「どの病棟もいちばん重くならない」順に並べます。
「提案」を押すと、人員余力・看護必要度の該当割合・部屋の条件とあわせて「入れた後の看護の重さ(いま何%→入れた後何%)」が根拠に出ます。決めるのは病床管理室・当直で、システムは確定しません。



個人の予測の分は計算に使いますが、一般の画面には出しません。病棟の合計からひとりの値が逆算できない出し方に揃えています。
救急隊窓口で診療科を選ぶと、当直の画面にその診療科の受け持ちと外来件数が並びます。日・週・月で切り替えられます。
救急の依頼全体に対する受入の割合を、診療科別に数えます。医師個人の内訳を見られるのは病院長だけです。
この機能は病院ごとの設定で切り替えます。切ったときは、今までの画面と動きが一切変わりません。
※ 画面はデモ環境の架空データです。看護師・医師は記号 ID で表示しています。
受入可能病床=空床と受持ち余力の小さい方。空床 27 床でも、看護師の受持ち上限を超える病棟では受けられません。病棟別の看護師配置と看護必要度を読み、「本当に受け入れられる病床」を出します。
明日の欠員を今日読み、同じ勤務帯・同じ区分で余力のある病棟を最大 3 つ並べて応援候補まで出します。人を動かす判断は看護部が行い、システムは決めません。
救急隊は院内に一歩も入らず、救急隊の端末と当直用の端末のあいだを依頼 1 件と返答 1 つだけが通ります。氏名・患者 ID は通りません。
手術の遅れは後続と帰室先に先に反映し、明日の手術に足りない品目を今日決めます。手術室システムや SPD は置き換えず、口だけを持ちます。
算定漏れ・DPC コーディング・返戻を、提出前に止めます。診療行為と算定済みを突き合わせて取り漏れ候補を一覧に。AI が主傷病名候補と DPC 14 桁候補を根拠つきで提案し、確定は医師・診療情報管理士が押します。
点数や稼働率などの数字は AI に作らせず、院内の確定値のみを使用します。
AI は今の画面を置き換えません。いつもの一覧に「予測」と「おすすめ」の列が増えるだけです。確定するのは常に人(医師・師長・当直管理者・医事課)で、システムは自動で確定しません。
在院・入退院予定・看護配置から「6 時間後に受け入れられる病床」を算出。直近 4 週の同曜日実績から 7 日先の稼働率も先読みします。
空き・人員余力・看護必要度の順に候補を並べ、根拠つきで提案。応援可能な病棟も自動で候補に挙げます。
退院支援記録の文面から阻害要因の悪化・新規発生を検知。欠員や手術の遅れも、割りそうな時点で当日朝に知らせます。
なぜその候補・その数字なのかを、計算に使った実績値とあわせて表示。カードを押せばその場で根拠が開きます。
個人情報を除いた記録だけを AI に渡し、返るのは「悪化したか・新規か」「解消の見込み日」「確度」だけ。文面は返しません。
主傷病名(ICD-10)と DPC 14 桁の候補を最大 3 つ、根拠つきで提案。確定と提出は診療情報管理士・医師が行います。
共有 ID は作らない。全操作に操作者を記録。連続失敗はロック。
当直管理者・病床管理室・病棟師長・看護部長・医事課など。押せないボタンは表示しない。
単一の書き手。外へ口を開けず、署名つきで取りに行く向きだけ。
設定はファイル 1 本(受持ち上限・祝日表・閾値)。運用で触るものを増やさない。
個人情報は院内から出ません。外部 AI は個人を特定できない記録だけを読みます。この関所の役目は、全製品共通の AI 統制基盤 MURAKUMO が担います。標準機能のみのご利用時は、外部 AI との通信は発生しません。