すべては、ここから始まる。
クラウドも、生成 AI も。患者情報を院外に出さない使い方を、仕組みで支える「関所」。
Google Workspace のような業務クラウドや、文章を要約・下書きする生成 AI は、病院の仕事を確実に軽くします。ためらう理由は一つ、患者情報が外へ出ることへの不安です。MURAKUMO(ムラクモ)は、院内システムと製品、製品と外部クラウドの間に立ち、個人を特定できる情報をその場で止め、誰が・何を・いつ扱ったかを 1 件ずつ判定して記録する共通基盤です。さつきAI の製品は、すべてこの基盤の上で動きます。MURAKUMO が守れるのは、MURAKUMO を通るデータです。通らない経路の扱いは、院内の規程や各サービスの管理設定とあわせて決めていただく必要があります。


さつきAI の製品開発は、MURAKUMO から始まりました。病床マネジメント、地域連携、文書作成、レセプト点検、音声記録。どの製品も同じ MURAKUMO の上に載り、ここから繋がり、拡がっていきます。電子カルテとの読み書き、外部 AI とのやり取り、操作の記録は、製品ごとに作り込むのではなく、この 1 本の基盤が引き受けます。
だから、製品を 1 つ導入しても、5 つ導入しても、病院側で確認していただく安全の考え方は同じです。パートナー企業にとっても、製品ごとに接続の作業を抱えることがありません。
MURAKUMO は画面を持ちません。日々の運用で職員の方が触れることはなく、後ろで黙って関所の役目を果たします。
氏名・患者 ID・生年月日といった個人を特定できる情報は関所で止め、外へ渡すのは個人を特定できない形に整えた記録だけ。戻ってきた結果は院内で患者に結びつけます。音声や画像も同じ扱いです。
職種と役割に応じて、扱ってよいデータと操作を 1 件ずつ判定します。許可も拒否もすべて記録し、記録は書き換えれば必ず分かる形で残します。共有 ID は作りません。
製品が電子カルテへ直接つなぐ口は持たせません。読むのも書くのも MURAKUMO 経由の 1 本。既存の電子カルテ・部門システムは置き換えず、必要な情報だけを受け渡しします。
管理画面・アカウント登録画面を持ちません。利用者の管理は病院の既存の仕組みに残し、設定はファイル 1 本。職員の方が日々の運用で MURAKUMO を意識することはありません。
さつきAI の製品が扱うデータは、MURAKUMO を通ります。院内システムから製品へ、製品から外部クラウドへ。どちらの向きも同じ関所です。
「便利なのは分かっているが、患者情報が心配で使えない」。MURAKUMO は、その心配を減らすための関所です。
会議の記録、文書の共有、予定の調整。Google アカウントでそのままログインし、MURAKUMO の画面から生成 AI を使えます。この画面からドライブのファイルを AI に読ませるときは、個人を特定できる情報を関所で止めてから渡します。
サマリーや文書の下書きを生成 AI に任せるとき、渡すのは氏名や患者 ID を落とした記録だけ。戻ってきた文章は院内で患者に結びつけ、確定するのは必ず医師・看護師です。
病床の先読み、文面の読解、分類の提案といった専門 AI へ問い合わせるときも同じ道を通ります。返ってくるのは判定や候補だけで、文面そのものは返しません。
※ 標準機能のみのご利用時は、外部クラウド・外部 AI との通信は発生しません。外部サービスの利用は、病院ごとの設定で有効にします。
Google Workspace を使っている病院・法人向けに、MURAKUMO の画面を生成 AI の入口として用意します。この入口から使う生成 AI には、MURAKUMO が個人を特定できる情報を止めてから渡します。ただし、すべての AI 利用が MURAKUMO を通るわけではありません(06 をご覧ください)。
新しい ID やパスワードは作りません。利用者の管理は Google Workspace 側に残したまま、誰が使ったかを 1 件ずつ記録します。
Claude・Gemini(Google Cloud)・Azure OpenAI から、用途や院内規程に合わせて選べます。この入口から使う限り、どれを選んでも、MURAKUMO が個人を特定できる情報を止めてから渡します。
この入口から Google ドライブの文書を AI に読ませるときは、利用者本人の同意のうえで読み取ります。管理者が全員のファイルを一括で読む仕組みは使いません。
AI の答えを院内で名前に戻すとき、戻してよい範囲を部署ごとに決められます。必要な人にだけ、必要な名前が戻ります。
誰がどれだけ AI を使ったかを計測し、月の上限を設けられます。想定外の利用料が積み上がることを防ぎます。
Google Workspace の画面に組み込まれた AI 機能(文書・メール・ドライブの中で使う AI)や、職員がブラウザで直接開く外部の AI サービスは、MURAKUMO を通りません。これらは Google の管理コンソールの設定、通信の制限、院内規程で扱いを決める必要があります。どの業務をどの経路で行うか、導入時に一緒に整理します。
※ 個人を特定できる情報の検出は、自動の判定です。表記の揺れや文脈によっては止めきれない場合があり、すべてを漏れなく止めることを保証するものではありません。「AI に入れてよい情報」の院内ルールとあわせてご利用ください。
MURAKUMO は特定の電子カルテ専用ではありません。院内のシステムからデータを受け取る口を 1 本にまとめ、製品ごとに接続を作り込む手間をなくします。
※ 接続の可否と方式(ファイル連携・データベース参照・標準規格など)は、システムごとに導入時に確認します。既存のシステムは置き換えず、必要な情報だけを受け渡しします。
別の製品として導入していただくものではなく、どの製品にも最初から組み込まれています。製品ごとに MURAKUMO が担う役目は次のとおりです。
MURAKUMO を構成する仕組みは、株式会社さつきAI が特許を出願しています(複数件・審査中)。出願内容の詳細は公開していません。
医療情報システムの安全管理に関するガイドライン(厚生労働省・総務省・経済産業省)を前提に、個人 ID による操作記録、権限に応じた判定、証跡の保全を設計しています。第三者による認証を受けたものではありません。個別の要件は導入時にご確認ください。
MURAKUMO も製品も、自動で診療録を確定したり、文書を発行したりすることはありません。関所は「通してよいか」を判定し記録するところまで。医療上の判断は、医師・看護師・事務の方が行います。
※ 本ページは MURAKUMO の考え方をご紹介するものです。内部の構成・方式については、お取扱い販売店または弊社までお問い合わせください。